バリアフリー工事をする前に(ほぼ介護状態以上の方)

ほぼ介護状態にあって、これからバリアフリーリフォームをしようとまず思い立つのは

@手摺を取り付ける

A段差の解消(敷居の段差を取り払うとか玄関框に踏み台を設置するなど)

ではないでしょうか?

 

これらのリフォームを行なうときは、介護認定を受けていれば

対象工事部分の上限で最大18万円の補助を受けることが出来ます。

 

 

バリアフリー工事の前に(将来を見越して:予防介護の観点から)

まだまだ介護には程遠い50代後半や60代の健康な方、

中には70代や80代の方でも健康そのもので

全く介護には縁のなさそうな方もたくさんいらっしゃいますね。

でも大方の人は歳を重ねるごとに、少しずつ体力が衰えていきます。

 

今は必要ないと思っても、ちょっとした段差につまづいたりして

転倒などをしてしまうと思わぬ大怪我をしたりして

それが原因で寝たきりになり、認知症が始まったりなんてことは

よくある話です。決して他人事ではありません。

 

一番手っ取り早くて、工事の内容的にも比較的軽微で

工事金額も他の工事と比べて経済的だけども効果が期待できる方法として

やはり手摺の取り付け挙げられます。

 

玄関の上がり框部分や勝手口、浴室、トイレや階段等に

手摺を設置する事を検討しましょう。

 

特に浴室や階段での転倒は大事故につながり、

運が悪ければそのままなくなってしまうケースもあるほどです。

家庭内での事故が多いのも浴室や階段だったりします。

家庭内で起きる事故の7割くらいを占めます。

 

『歳をとったことを認めたくない』、『手摺に頼るほど弱ってはいない』

というような理由から『手摺なんて必要ない』と思われる方も

いらっしゃるでしょうが、そんなことはありません!

 

私は辛うじて30代ですが、やはり要所に手摺があると

さすがに全面的には頼りませんが、

ちょっとした動作と動作のつなぎのようなタイミングで手摺を持ったりします。

 

例えば浴室で湯船に浸かるときなど、腰を降し終わる頃

浴槽の長手方向についている横手摺を握ってゆっくり湯に浸かったりします。

なにもこれは僕だけではないと思います。

 

そこに手摺が必要かといわれると、別に無くても困ったりはしません。

しかし、そこに手摺があれば本能的に安全に動作をしようと思うので

自然に手が伸びていきます。

 

このような考え方でバリアフリーを考える事を予防介護といいます。

現時点では介護は必要ないけれども

介護状態にならない為に、家庭内での事故を防止するために

対策を立てることで、いわば『転ばぬ先の杖』とでも言うべきでしょうか。

 

変な見栄は張らないで、これからも安全に住み続ける方法を考えましょう!

 

 

 

バリアフリー工事のポイント

@浴室

予防介護的な観点で取り付けるならば、意外に気にされることが無いにもかかわらず

かなり安全に対して重要な役割を果たすのが、洗い場から浴槽に入るときにあると

とても便利な通称『またぎ用の手摺』

浴槽の長手方向の洗い場側の縁の延長線上の壁に付ける。

例えば蛇口側であれば蛇口の少し上くらい。

利き手や入るときの癖などで違うので、浴槽に入る方向によっては

蛇口の正面側の壁でも良い。

 

この手摺があると無いとでは、安全性が全然違うと思います。

浴槽に入るときは、大抵浴槽の縁に片手をつくなどして腰をかがめた姿勢で、

必ずどちらかの片足が一時的に上がったような状態になります。

 

しかも洗い場も浴槽も濡れているので滑りやすくバランスを崩しやすい状態にあります。

そういう中で重心移動をするので大変危険です。

この状態のときにしっかりと握れる手摺があれば両手と片足の3点支持が出来るので

ぐんと安全率は高くなります。

 

最近はユニットバスの浴室が増えてきましたが、お風呂のリフォームをしてユニットバスの

お風呂にするのであれば、是非この手摺を新設の際に設置しておいてください。

数年前からユニットバスに後付け用の手摺のキットもありますが、

それでもユニットバスによっては取り付けできない場合もあったりします。

 

ユニットバスの中の手摺は全て、ユニットバスを新設する際にそのとき必要でなくても、

予算が無くても他のオプションを削ったりしてでも設置しておいたほうがよいと思います。

 

ユニットバスの新設の際であれば、壁の裏側に補強を入れることが可能なので

大抵の場合は取り付け可能です。

 

Aトイレ

B階段

C玄関

Dその他