自分のライフスタイルを知ろう@

 新築やリフォームを考えるときに自分や家族のライフスタイルやライフサイクルを

よく知ってプランを作成する事が重要なものの1つになっています。

 

家族構成と将来の計画、

お客様がよく来る家か、

仕事場と住居が一緒か、

和室が必要か、

キッチンはオープンキッチンがいいのか独立タイプがいいか、

キッチンには奥様しか立たないのか、

家族で料理を楽しむのか、

家族のそれぞれの趣味は何か、

食事はみんなそろって食べれるのか、

洗濯物は家の外に干すのか中に干すのか、

自家用車は何台か、

ガーデニングか好きか、

和風がいいのか洋風が好みか、

好きな色やインテリアは何か、

庭はオープンな感じがいいのか、

中庭形式がいいのか等など

自分たちの生活や好みをじっくり話し合ってよく知ってプランニングに取り掛からないと全く違ったものが出来てしまいます。

 

 私は新築をするとき、着工までの準備期間が最低1年は必要だと考えています。

 プランニングに入るまでに、そこに住まう自分たちが一体どんな生活をしたいのか、どんなインテリアが好みなのか、価値観はどうなのか、将来はどんな計画なのか自分たちのことを改めて知っておいてほしいのです。

 

 先に挙げたことを掘り下げてみると、家族構成によって必要な部屋が違うし、子ども部屋に対する考え方で部屋の大きさが変わることもあります。

 あまり居心地の良い子ども部屋を用意するとその部屋から出てこないので、引きこもりのようになり家族とのコミュニケーションが希薄になるという考え方もあると思うし、逆に個人として認めてあげてプライバシーを確保してやら無くてはかわいそうという考え方もあると思います。 

 お客様がよく来る家では、接客しやすい空間を考えながら、家族のプライバシーをいかに確保するかという事が重要になってくると思います。

 また自分たちの生活スタイルの中に和室が必要ないにもかかわらずなんとなく和室を造ってしまって無駄なスペースをとってしまう事もあります。

 

 またプランニングによって生活を変える事も出来る思います。

 

 我が家の場合、子ども部屋を最低限のスペースしか取っていません。

机とベッドを置いたら一杯の約3帖強の空間しか与えていません。

 しかもテレビのアンテナも電話のジャック(携帯電話があるのであまり必要無いですね)も部屋の鍵も無く、引き戸にしてあり必要最小限のプライバシーしか確保していません。

 その意図はというと、子ども部屋の居心地をわざと悪くしてリビングに出てくるように仕向ける為です。

 

 こんな風に考え方をプランニングに反映する事で自分たちの生活を作ることができます

 既にある家や間取りにあわせて生活する事もありだと思いますが、やはり新築をして自分たちの住居を構えるのであればなおさら、じっくりと自分たちのことをよく知ってプランニングに取り掛かりましょう。

 

 自分たちのことをよく知ってからプランニングを依頼するほうが住み始めてからの、ああすればよかった、こんなのは必要なかったなんてことがなくなると思います。

 

 もちろんプランニングをする私たちが施主様の要望をまとめる訳ですが、思いつきのような表面的な要望でプランニングをしても、その人の家にはなりえないと考えます。

 

 

 

自分たちのライフスタイルを知ろうA

自分たちのライフスタイルを知るためには具体的にどうするのでしょうか?

ライフスタイルというとなんだかわかりにくい感じがするかもしれませんね。

 

ライフスタイル云々という前に

もっと簡単な方法で好きか嫌いかというような分け方なら大まかにでも

書き出せるのではないでしょうか?

 

まずA4の大学ノートを1冊用意します。

そして見開きの2ページ(右のページと左のページ)を1組として家の場所を1箇所ずつ、

たとえば最初の見開きのページでは『玄関』、次の見開きのページでは『リビング』

という風に見開きのページごとに書き出します。

 

次に各見開きのページの左側にこれは『嫌』とか

現在の住まいや今までに住んだ事のある家の『不便』な事、

『困っている』事を書き出します。

 

たとえば今住んでいる家の『玄関』の『嫌な事』『不便』な欄に

     @狭くて靴が仕舞いきれずあふれている

     A暗い

     B西日が当たって夏の夕方から暑い

     C絵を飾るところが無い

     D玄関ドアを開けたらすぐリビングが見えるのでお客さんが来たとき恥ずかしい

     E段差がありすぎる

     Fおしゃれでない

等と今不満に思っていることや知人友人の家を訪問したときに

自分には『これは無いな』という事をあまり深く考えずに書いておきます。

 

次に右のページに『便利』『好き』『希望』の事柄を書き出します。

左のページの逆を考えればいいのかもしれませんが、それ以外にも

イメージで好きな感じの部屋を書き出してみるといいでしょう。

 

たとえば先ほどの『玄関』でいうと

     @広くて明るい

     A親子ドアでカントリー風でおしゃれな感じ

     B玄関収納が欲しい

     C段差が15cm以内

     Dドアを開けても中が見えないように小さくても一つの部屋がいい

     E玄間ドアを開けて中に入ったら正面が大きなガラスで坪庭みたいな

       緑を植えた空間がある

     Fポストまで取りに行かなくても新聞が取れる(ビルトインのポスト)

等などと書き込んでおきます。

 

各部屋ごとに書き出していきます。

家族全員で考えて、趣味趣向によっては同じ右のページに矛盾した項目が

挙がるかもしれませんし、予算や広さの面で不可能かもしれない事も

あるかもしれませんがぜんぜんOKです。

ただし矛盾した項目が出てきたときは、

家族の誰の意見かわかるようにしておきましょう。

 

それに一度に完成しなくてもOKです。

マイホームの事を考え始めると、今までなんとなくイメージしていたものが

はっきりとしてきたり、気にも留めなかったことに関心が出来ます。

 

そんな中で最初は好きの項目にあったものが3ヶ月後には

どうでも良くなったりすることもあります。

 

そうなったら書き換えていけばいいと思います。

よそのお宅や雑誌などで見ていいなあと思ったイメージを

その都度、なるべく具体的に書き出していきます。

 

こうすることでだんだんと自分たちのイメージが出来ていくと思います。

 

 

家を建てようと思い始めたら書店やコンビニなどで住宅雑誌等にも

目が行くようになり、手にとって見るようになると思います。

時にはハウスメーカーやキッチンメーカーのモデルルームやショールームに

足を運ぶ事があるかもしれません。

 

そんなときにいいなあと思った間取りやデザイン等の写真を撮ったり

雑誌やカタログなどであれば購入して切抜きを作って

イメージノートに蓄積しておきましょう

 

この作業はビルダー(ハウスメーカーだったり工務店だったり設計事務所だったり)へ

自分たちのイメージを伝えるのにとても役に立つと思います

 

特にイメージは伝え方や受け取る側の感性や経験等により同じものでも

全く違った伝わり方をします。

 

イメージノートをつくったからといっても完全に伝わるとは限りませんが、

少しでも漏れが無いように正確に伝えるためには

自分たちのイメージに合った写真やスケッチをたくさん用意するほうがいいでしょう。

 

また写真をたくさん貯めていく事で視覚的に認識できて、より現実味が沸いてきます。

 

家を建てようと動き始めると慣れないことにもかかわらず、

同時にたくさんの事柄について考えなくてはならなくなります。

 

そのバタバタしているときに自分たちのライフスタイルを考えても、

多分違ったものになり、違ったライフスタイルが素になったプランになり、

その違ったプランで自分たちの望んでいるものとは違った家が

出来てしまったなあなんてことになります。

 

ですから今は具体的に家を建てる計画がないとしても、『いずれは…』と考えているのならば

気分的に余裕のあるうちにじっくりと自分たちのことについて、また『こんな家がいいなあ』、

『こんな暮らしがしたいなあ』というようなことを考えていくのがいいと思います。

 

 

 

 

 

 

プランニングについて、例えば…。

前術の記事で住宅の間取りを考えるときは、自分たちの生活スタイルを

よく思い出して、自分たちの生活に見合ったプランニングが大切だといいました。

 

考え方の一つとして我が家の場合を例にとってみます。

 

我が家にはバルコニーはありません。

我が家の場合、バルコニーはあまり広く取る余裕が無かったので、

洗濯物を干す場所という捕らえ方しかしていませんでした。

 

共働きの核家族なので基本的には日中家に誰もいません。

という事は洗濯物を干していて日中突然雨が降り始めて

雨が吹き込んで洗濯物が湿ったり、濡れたりしても

誰も取り込む人は居ません。

 

だったら天候に左右されずに干しておける室内にしようという事になりました。

室内干しといえば、パリッと乾かずになんか気持ち悪いというイメージかも

しれませんね。

 

でも我が家の場合、夜間にタイマーをセットして夜中のうちにお風呂の

残り湯で洗濯して、朝仕事に出かける前に干すというパターンです。

 

冬の朝などは寒くて外に出るのも億劫ですが、室内ならパジャマのままでも

洗濯物を干すことが出来ます。

 

それに雨天時や天候の不安定なときを除いて、窓を開け放ち、

天窓もあるので風が通り抜け、思いのほか良く乾いて居たりします。

 

また換気扇も24時間回り放しなので湿気もあまり気になりません。

 

逆に冬などは、洗濯物から出るほどよい湿度が、家中を回るのか

あまり風邪を引くことも無くなりました。

 

もっとも我が家は家中に空気が循環して、風が通り抜けるように

間仕切りをあまり設けていないので余計にいいのかもしれません。

 

物干し竿から外した洗濯物をたたまずに足元の籠の中に放り込んでおいても

2階に設けた洗濯干し専用の部屋(縦4帖)なので、人目に触れることもありません。

 

籠に放り込んでおけば、子ども達が学校から帰って

お手伝いに畳んでくれたりもします。

 

最近は外気の汚れや花粉が気になっても、

室内で干せばそれも気になりません。

下着泥棒の被害にあう事も無いでしょう。

 

以上の様な理由で2階に洗濯干しの専用の部屋を設けました。

 

このような考え方でプランニングしていけば、より自分たちに合った

プランが出来上がると思います。